天国の秘密を教えます
2003.2.9 礼拝メッセージ マタイ13:1〜23 園 謙慈牧師
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人間は「天国とは死後の世界に存在し、誰でも行ける所」と思う。だがイエスは、「天国とは神の支配の及ぶ領域で、神を信じ従う者
の心の中に存在する」と言われる。イエスのたとえ話から天国の秘密を知ろう。
@「天国の秘密」の聞き方の相違とその結末
人間の心は鈍くかたくなで、見るべきものを見ず、聞くべきものを聞かない。神のことばを真剣に求めず、神のことばを悟れない。
ゆえに、イエスのたとえ話はある人々にとっては真相を覆い隠してしまうものとなる。
種は小さくても生命がある。みことばも人間の心の中に生きてゆく。種は成長し実を結ぶ。みことばにも大きな神の力があり、成長すると豊かな御霊の実を結ぶ。
種を蒔く人はイエス、弟子(クリスチャン)。みことばをただ聞くだけで種蒔き(伝道)をしないなら、クリスチャンとして成長していない。
4つの地とは4種類の人間の心を表す。
1.道端の地…人の声や人の言葉には敏感ですぐ左右されるが、みことばの影響は受けない人の心。
2.土の薄い石地…みことばのために外部からの圧力(家族の反対等)を受けるとつまずく人、みこころより自分の願望を優先するので、願望が叶わないとつまずく人の心。
3.いばらの地…生活の苦労による過度の心配やお金などに心が支配される人の心。色々な欲望がいばらとなって成長を阻む。金銭や物に支配されるとみことばが心を動かすことがなくなる。月定献金や集会献金等でも我らの心は試されている。
4.良い地…みことばを聞いて悟る人の心。みことばを自分の魂に変革を起こすものとして受け入れる人。こういう人は聖霊の実
を結ぶことができるようになる。
A神の奥義(秘密)の理解と悟り
自分の心を耕そう。みことばを「聞くだけ」では駄目。みことばを「心に書き留め」「集中し」「黙想し」「祈る」。聞きっ放しだと、いばらが繁り、成長が妨げられる。自分の心がどういう状態であるか、どこに向かうべきかをみことばによって毎朝チェックしよう。たとえ今、道端や石地、いばらの地であったとしても、みことばを蒔く者の「忍耐」と「祈り」によって、良い地に変えられ得る。まず自分の心の本当の状態を認めて神に向おう。自分はみことばと違う生き方をしている、と気づくことが大事。「私はこれでいい」と思っているなら成長はない。
クリスチャンは天国の秘密を知ることのできる目と耳が与えられているのだから、祈って、みことばを悟ることを妨げるもの(不
信仰・罪・欲望)を取り除いて頂こう。(第一ペテロ1:8)
私たちはみことばから何を得ようとしているのか?それは、イエス・キリストである。みことばを通してイエスに出会える。イエスを愛し、輝きに満ちた喜びにあふれたい。今、与えられている霊的目と耳をさらに研ぎ澄まし、用いていこう。
聖書やメッセージ等を通してイエスが語っておられる。聞き方に注意して、みことばを具体的な生活に生かしていこう。