【No.3】神にのみ仕えよ
2002.1.20 礼拝メッセージ  マタイ 4:8〜11  園 謙慈牧師
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イエスはなぜこのような誘惑をうけられたのか。
人間の弱さを経験してくださり、誘惑と戦い、
サタンに勝利して、私たちに模範を示された。
@栄華の誘惑
 この世の栄華は人を惑わすほどに素晴らしいもの。
 信仰を失わせるものはなにも苦しみだけとは限らない。
 かえって、この世の成功を得た後
 (仕事がうまくいくこと、願望成就、病気が治る等)、
 信仰を失って堕落していくことがある。

A「神を聖とせよ」
 「ほんの1回、頭を下げて私を拝めば、
 これらのものは全てあなたのものだ」とサタンは誘う。
 「一回くらい礼拝を休んでもいいじゃないか」と誘われたことはないか。
 神を聖としないのは、見逃すことのできない大きな過ち。
 神以外のもの(目に見える現実的なもの)をすばらしいと思わせる、
 サタンの巧みな誘惑。神を神として礼拝する以外に、
 私たちが人間らしく生きる道はない。

B悪魔とは誰か
 人間は、神よりも、自分の欲望を満たすものに心を傾ける。
 自分を絶対者とすること=サタン(悪魔)である。
 肉親、お金、持ち物、超越的な力・・・、
 それらを神の上に位置付けてはいないか。
 そのような誘惑にすぐ負けてしまう人間の心の罪のために、
 イエスは苦しまれた。

C「ただ、神にのみ仕えよ」
 神とこの世、二つに兼ね仕えることはできない。
 しかし、できるように思わせるのがサタンの誘惑だ。
 「良い仕事を得、多く稼ぎ、多く献金しよう」。
 一見、良い考えのようである。
 だが、心を乱され、礼拝がおろそかになってしまう。
 結局、神から離れる危険性が大きい。
 「神のため、教会のため」のはずが、
 知らず知らずのうちに信仰がズレ、神から離れる。

悪魔の誘惑を受け、人間の弱さ・苦しみを味わわれたイエス。
祈って主の力を頂き、神にのみ仕えていこう!